マリオネット
 凪、感じてるのかな。
 もうこの辺で止めないと、赤くなりすぎちゃう。
「ご褒美、終わったよ」
 思った以上に付けてしまった。

「気持ち良かった?」
 私が彼に聞くと
「うん。すげー気持ち良かった」
 彼は満足げに答えてくれた。

 こんなんで、盗聴器仕掛けた人に効果あるのかな?
 彼の上から退こうとした時
「ちょっと待って」
 凪に止められる。

「んっ?もう終わりでいいでしょ?」
 
 そう伝えた時、凪からキスをされた。
 最初から舌が入ってくる。

「んんっ……!ちょっ、凪?」

 彼は上半身を起こし、私を膝の上に座らせ、対面で座っている状態。

「次は、陽菜乃さんの気持ち良さそうな声を聞かせてあげなきゃ」
「そんなことっ」
 予定になかったって言おうとしたが、彼に責められる。舌と舌が絡まった。

「んっん……」

 自分が責めている時と違う。

「俺、陽菜乃さんに責められるのも好きだけど、責めている方が好きかも」

 そんなことを耳元で囁かれ
「もっと声出して?」
 低い声で言われた。

 凪のバカ、また寝れなくなるじゃん。
 彼に耳を甘噛みされ
 「ひゃあっ……」
 演技でもない声が出た。
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