ひまわりみたいなあなたにもう一度恋をする~再会したのは元不良の同級生~
◇
「同期会?」
「そう」
思わず聞き返した美織に正宗は頷いた。
お昼休みが終わる直前、美織がデスクに戻ってくるなり正宗から話を切りだされる。
「実は錦を誘ってくれって頼まれて……」
「私を?」
「それがさ、どっかから俺達が高校の同級生だって漏れたらしくて、みんな面白がって絶対に連れて来いってさ。あ、もちろん!錦が嫌じゃなければだけど……」
「全然っ!誘ってもらえて嬉しい」
同世代が何人も集まる場に誘われるなんて初めてだ。前職の食品メーカーは年上ばかりで、同期という概念自体が皆無だった。
初対面の人しかいない空間は気後れするかもしれないが、何事も経験だと言うし、正宗も参加するならなおさら安心だ。
「わかった。幹事に参加って伝えておくから」
「うん。ありがとう」
お礼を言った直後に午後の業務時間が始まる。
(どんな人が来るんだろう)
同期会が今から楽しみだった。