黒き噂の辣腕社長は強がり契約妻に生涯愛を絶やさない
「行こうか」
車に乗ったのを機に離れていた手を、再びつながれる。これが不思議と嫌ではないと思いながら、重なり合う手をチラッと見た。
エレベーターに乗り、上階に移動する。やってきたのは、高級そうな鉄板焼き屋だ。
光毅さんが予約しておいてくれた個室に案内される。カウンター席になっており、目の前の鉄板で調理をしてくれる贅沢な仕様になっている。
次々に調理する様子を見ていると、食欲を刺激されてつい食べ過ぎてしまう。
途中でハッとして、一応デートで来ているのにあまりにもいい食べっぷりだったかと不安になった。
けれど隣に座る光毅さんは私を茶化しはせず、楽しそうな笑みを浮かべて「美味しいよな」と同意してくれた。
デザートまでしっかり食べで、今夜泊る部屋に向かう。
ここにきて、今さらながら緊張し始める。
甘い言動はどうしたって慣れないけれど、彼とふたりで過ごすのは少しずつ馴染んできた。自宅では寝室を別々にしているのだから、今夜もベッドは別だろう。それならなにも構える必要はない。
車に乗ったのを機に離れていた手を、再びつながれる。これが不思議と嫌ではないと思いながら、重なり合う手をチラッと見た。
エレベーターに乗り、上階に移動する。やってきたのは、高級そうな鉄板焼き屋だ。
光毅さんが予約しておいてくれた個室に案内される。カウンター席になっており、目の前の鉄板で調理をしてくれる贅沢な仕様になっている。
次々に調理する様子を見ていると、食欲を刺激されてつい食べ過ぎてしまう。
途中でハッとして、一応デートで来ているのにあまりにもいい食べっぷりだったかと不安になった。
けれど隣に座る光毅さんは私を茶化しはせず、楽しそうな笑みを浮かべて「美味しいよな」と同意してくれた。
デザートまでしっかり食べで、今夜泊る部屋に向かう。
ここにきて、今さらながら緊張し始める。
甘い言動はどうしたって慣れないけれど、彼とふたりで過ごすのは少しずつ馴染んできた。自宅では寝室を別々にしているのだから、今夜もベッドは別だろう。それならなにも構える必要はない。