聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「旦那様ったら、やっと素直になったんですね~。ここにセロン様を連れ込んで、仮眠室のベッドで寝かせるくらいですもん! 誰がどう見ても、好意をいだいているのは明らかでした!」
『神の愛し子が人間の男に穢されるなんて……! 僕の目が黒いうちは、絶対に許さないからな!』
セロンの意思が固く、納得できないながらも天使の主張を受け入れるしかなかったペガサスは、ここぞとばかりに2人の仲を反対する。
それを見かねたルセメルは、慌てて神馬を押さえつけようとした。
「きゃあっ。お、落ち着いてください! 駄目ですってば!」
『こんな男に、心を許すなんて……。いつか絶対に、後悔するよ』
「そうならないように、願ってる」
もぞもぞと彼の腕の中から飛び出したセロンは、背中に翼を生やしてペガサスの元へと飛んでいく。
その姿を見守っていたクロディオとルセメルは、不思議そうに言葉を交わし合う。