聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「そうよ! 聖女天使が集まると、不幸になるの! 殿下も、知っているでしょう? 神殿で暮らす少女達は、酷い目に遭わされているって……!」
「それは……もちろん。だからこそ、僕達が……」
「野良聖女天使は、1人暮らしが一番幸せになれるのよ! そっとしておきましょう? ね?」
ルイザが無理のある言葉を並べ立て、納得のいかない様子を見せる彼を言いくるめる。
するとフラティウスはか細い声で、少女にある疑問を投げかけた。
「君は、かわいそうだと思わないの?」
「えっ?」
「ロセアガンム王国で産まれた聖女天使は、全員同胞と一緒に身を寄せ合って生きている。でも、ほかの国に産まれた少女達は……。いい話を聞かないと言うことは、短命か……。身分を偽って生きているか……。そのどちらかになる」
「ええ。それが一体、どうしたの?」
「我が国の神殿に集められた聖女天使よりも、もっと酷い扱いを受けているかもしれないんだよ?」
王太子は心が傷まないのかとルイザに迫るが、少女は何も感じない。
(こんなどうでもいいことにも、心を砕くなんて……。殿下は優しすぎるわ……)
彼の反応を素直に受け入れられない娘は、呆れた様子を見せながらフラティウスに本心を伝える。
「それは……もちろん。だからこそ、僕達が……」
「野良聖女天使は、1人暮らしが一番幸せになれるのよ! そっとしておきましょう? ね?」
ルイザが無理のある言葉を並べ立て、納得のいかない様子を見せる彼を言いくるめる。
するとフラティウスはか細い声で、少女にある疑問を投げかけた。
「君は、かわいそうだと思わないの?」
「えっ?」
「ロセアガンム王国で産まれた聖女天使は、全員同胞と一緒に身を寄せ合って生きている。でも、ほかの国に産まれた少女達は……。いい話を聞かないと言うことは、短命か……。身分を偽って生きているか……。そのどちらかになる」
「ええ。それが一体、どうしたの?」
「我が国の神殿に集められた聖女天使よりも、もっと酷い扱いを受けているかもしれないんだよ?」
王太子は心が傷まないのかとルイザに迫るが、少女は何も感じない。
(こんなどうでもいいことにも、心を砕くなんて……。殿下は優しすぎるわ……)
彼の反応を素直に受け入れられない娘は、呆れた様子を見せながらフラティウスに本心を伝える。