聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「心配いらない。眠っているだけだ」
クロディオは愛しき天使を起こさないように気遣いながら、優しく彼女を抱き上げて神馬に無事を確認させる。
「ペガァス……」
セロンの身体に触れたペガサスはようやく彼の言葉に嘘偽りがないと信じたようで、クロディオのそばで大人しくなった。
(これでようやく、腰を据えて話ができそうだな……)
彼は天使を再び膝上に座らせると、
神馬に向けて重い口を開いた。
「俺は君が、何を話しているかまではわからん」
「ペフンスッ」
「だが、セロンを大切に慈しむ気持ちは――俺と同程度だと察せる」
「ペガッ。ペガァ!」
ペガサスはクロディオに向けて、心外だと言わんばかりに鳴き声を響かせる。
『僕のほうが、セロンを好きに決まっている!』
そんな叫びが、どこからともなく聞こえてきそうだ。
辺境伯はどこか呆れたように肩を竦めると、ペガサスをまっすぐ射抜いて告げた。
「ならばこの領城で力を合わせ、彼女を幸せにしてやればいいだけの話だ」
「ペガァン……?」
「なぜ君は、セロンを天界へ連れて行こうとする」
クロディオに問いかけられた神馬は、しばらく不思議そうに思案する様子を見せていた。
だが――その後高らかに、鳴き声を響かせた。
クロディオは愛しき天使を起こさないように気遣いながら、優しく彼女を抱き上げて神馬に無事を確認させる。
「ペガァス……」
セロンの身体に触れたペガサスはようやく彼の言葉に嘘偽りがないと信じたようで、クロディオのそばで大人しくなった。
(これでようやく、腰を据えて話ができそうだな……)
彼は天使を再び膝上に座らせると、
神馬に向けて重い口を開いた。
「俺は君が、何を話しているかまではわからん」
「ペフンスッ」
「だが、セロンを大切に慈しむ気持ちは――俺と同程度だと察せる」
「ペガッ。ペガァ!」
ペガサスはクロディオに向けて、心外だと言わんばかりに鳴き声を響かせる。
『僕のほうが、セロンを好きに決まっている!』
そんな叫びが、どこからともなく聞こえてきそうだ。
辺境伯はどこか呆れたように肩を竦めると、ペガサスをまっすぐ射抜いて告げた。
「ならばこの領城で力を合わせ、彼女を幸せにしてやればいいだけの話だ」
「ペガァン……?」
「なぜ君は、セロンを天界へ連れて行こうとする」
クロディオに問いかけられた神馬は、しばらく不思議そうに思案する様子を見せていた。
だが――その後高らかに、鳴き声を響かせた。