聖女天使を苦しめた国に、天罰を
『なんだって!?』
「きゃあ!? 神馬さん!? どうしたんですか!?」
『忌々しい男の名を、セロンの前で発するな! これだから人間は、嫌いなんだ……!』
いち早く反応を示したのは、天使を守るために天から遣わされてきたペガサスだった。
先程まで大人しくしていたのが嘘のように、神馬は怒りを隠しきれない様子で暴れ回る。
「ペガサス。落ち着いて……」
『冷静でなんか、いられるか!』
「名前聞いたくらいで、取り乱さない。大丈夫……」
『だけど……! こいつは! セロンを傷つけた! 酷い奴だろ!?』
「セロン様? フラティウス殿下と、お知り合いなんですか……?」
セロンの発言を耳にした侍女は、ようやく天使と王太子が知り合いだと気づいたようだ。
少女は不思議そうにこちらを見つめるルセメルの視線から逃れると、悲しそうに瞳を逸らした。
「ルセメル、手紙を」
「は、はい……」
愛する天使を気の毒に思ったのだろう。
クロディオは当然のように侍女へ手を差し出し、手紙を回収する。
それを耳にしたセロンははっとした様子で顔を上げ、その様子を確認しようと試みる。
「きゃあ!? 神馬さん!? どうしたんですか!?」
『忌々しい男の名を、セロンの前で発するな! これだから人間は、嫌いなんだ……!』
いち早く反応を示したのは、天使を守るために天から遣わされてきたペガサスだった。
先程まで大人しくしていたのが嘘のように、神馬は怒りを隠しきれない様子で暴れ回る。
「ペガサス。落ち着いて……」
『冷静でなんか、いられるか!』
「名前聞いたくらいで、取り乱さない。大丈夫……」
『だけど……! こいつは! セロンを傷つけた! 酷い奴だろ!?』
「セロン様? フラティウス殿下と、お知り合いなんですか……?」
セロンの発言を耳にした侍女は、ようやく天使と王太子が知り合いだと気づいたようだ。
少女は不思議そうにこちらを見つめるルセメルの視線から逃れると、悲しそうに瞳を逸らした。
「ルセメル、手紙を」
「は、はい……」
愛する天使を気の毒に思ったのだろう。
クロディオは当然のように侍女へ手を差し出し、手紙を回収する。
それを耳にしたセロンははっとした様子で顔を上げ、その様子を確認しようと試みる。