聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「なんでよ!? どいつもこいつも、あの女がいなくなった途端……! セロン、セロン、セロン、セロンって! 本当にうっさいわね!」
たとえフラティウスの心が聖女天使に囚われていたとしても、それを黙認していれば王太子妃になれると考えていた彼女は、この仕打ちに耐えきれなかったのだろう。
地団駄を踏んで本性を現すと、意味不明な言葉を叫び始めた。
「あたしのほうが美人でかわいくて、愛嬌があるのに! どうしてあの子を選ぶのよ……!?」
「それは君が、どこまで行っても人間だからさ」
「なんで……? あの子は異形の化け物として産まれただけで、誰からも称賛されて、愛されるのに……! あたしは……。いつだって惨め……」
たとえフラティウスの心が聖女天使に囚われていたとしても、それを黙認していれば王太子妃になれると考えていた彼女は、この仕打ちに耐えきれなかったのだろう。
地団駄を踏んで本性を現すと、意味不明な言葉を叫び始めた。
「あたしのほうが美人でかわいくて、愛嬌があるのに! どうしてあの子を選ぶのよ……!?」
「それは君が、どこまで行っても人間だからさ」
「なんで……? あの子は異形の化け物として産まれただけで、誰からも称賛されて、愛されるのに……! あたしは……。いつだって惨め……」