聖女天使を苦しめた国に、天罰を
「これ」
「上から5冊目……緑色の本ですね! このままスルスルって、抜いちゃってください!」
「スス……?」
「セロン様、やったことないですか? こう、両手を使って……ずずずいって! うまく、抜けますかね?」
「やってみる……」
ルセメルは不思議そうに首を傾げる少女の前で、片手を使って1冊の本を引き抜いた。
天使は目当ての書物を手にするため、お手本通りに両手で緑色の背表紙を掴み――ゆっくりと手前に寄せる。
「そうです! とってもお上手ですね!」
「……わたし、凄い?」
「はい!」
「ルセメル、ありがとう……」
セロンは目当ての本を両手で抱きしめると、その喜びを全身で言い表すかのように優しく口元を綻ばせた。
真正面から天使の笑みを受け止めた侍女は、すぐさまクロディオへ視線を移して叫ぶ。
「上から5冊目……緑色の本ですね! このままスルスルって、抜いちゃってください!」
「スス……?」
「セロン様、やったことないですか? こう、両手を使って……ずずずいって! うまく、抜けますかね?」
「やってみる……」
ルセメルは不思議そうに首を傾げる少女の前で、片手を使って1冊の本を引き抜いた。
天使は目当ての書物を手にするため、お手本通りに両手で緑色の背表紙を掴み――ゆっくりと手前に寄せる。
「そうです! とってもお上手ですね!」
「……わたし、凄い?」
「はい!」
「ルセメル、ありがとう……」
セロンは目当ての本を両手で抱きしめると、その喜びを全身で言い表すかのように優しく口元を綻ばせた。
真正面から天使の笑みを受け止めた侍女は、すぐさまクロディオへ視線を移して叫ぶ。