聖女天使を苦しめた国に、天罰を
(あれでも、大切にしている人へ向けた丁寧な対応なんだ……。もっと、わかりやすくしてほしい……)
蟻の大群が行進している姿を思い浮かべていた天使は、どこか納得のいかない様子で侍女の説明を耳を澄ませた。
「セロン様は、とっても可憐なお姿をお持ちですから……。男性らしく逞しい体躯の旦那様は、視界に捉えるだけで恐ろしいとは思いますが……」
「うん……」
「旦那様は、ぶっきらぼうで無愛想なだけなのです。心の奥底では、とてもセロン様を大切にしていますよ!」
「あなたがそう、思いたいだけ?」
「う……っ。それは、否定しないです……けど……!」
黙って話を聞いていたセロンが今までの内容を纏めれば、ルセメルはショックを受けてしまったようだ。
胸元をぐっと堪えた侍女は、どうにかクロディオに対する好印象を植えつけたいらしい。
納得した様子を見せる天使に向けて、まだまだここからだと言わんばかりに力強い発言を口にした。
「やっぱり……」
「大事に思っていなければ、領城に連れ帰ったりしないですよ!」
ここからルセメルは持ち前の明るく元気なところを活かし、人形のように大人しいセロンに向けて畳みかける。
蟻の大群が行進している姿を思い浮かべていた天使は、どこか納得のいかない様子で侍女の説明を耳を澄ませた。
「セロン様は、とっても可憐なお姿をお持ちですから……。男性らしく逞しい体躯の旦那様は、視界に捉えるだけで恐ろしいとは思いますが……」
「うん……」
「旦那様は、ぶっきらぼうで無愛想なだけなのです。心の奥底では、とてもセロン様を大切にしていますよ!」
「あなたがそう、思いたいだけ?」
「う……っ。それは、否定しないです……けど……!」
黙って話を聞いていたセロンが今までの内容を纏めれば、ルセメルはショックを受けてしまったようだ。
胸元をぐっと堪えた侍女は、どうにかクロディオに対する好印象を植えつけたいらしい。
納得した様子を見せる天使に向けて、まだまだここからだと言わんばかりに力強い発言を口にした。
「やっぱり……」
「大事に思っていなければ、領城に連れ帰ったりしないですよ!」
ここからルセメルは持ち前の明るく元気なところを活かし、人形のように大人しいセロンに向けて畳みかける。