未来へ繋ぐ、禁断のタイムスリップ

黒幕の影

寝室で麗と莉緒が静かに向き合っている間、屋敷の奥では微かな物音が響いていた。
誰も気づかないその暗がりで、黒幕が静かに姿を現す。

薄暗い廊下に立つ影は、冷たい目で二人を見つめる。
「ふふ……やっと動き出す時が来たか」
低くつぶやく声。
その一言に、屋敷全体に微かな緊張が漂った。

麗は莉緒の小さな手を握りしめる。

莉緒の胸は安心と同時に戦慄を覚える。

外で動く影に気づく者はいない。
しかしその影は、二人の関係や屋敷の静けさに目を光らせ、次なる計画を静かに練っていた。

莉緒はまだ恐怖を拭いきれず、麗の胸に顔をうずめる。
< 21 / 36 >

この作品をシェア

pagetop