捨て猫を拾ったのは、桃色苺の王子猫
一番初めは、大人っぽい声が聞こえてきた。
「おかえり。なんかはやくない?なんかあった?」
「猫拾ったから帰ってきた。」
「猫?」
足音が近づいてきた。
紫の髪の人が見えた。
ななもりくんだ。
「わぁ、白猫ちゃん?かわいいねぇ・・・」
ななもりくんは優しそうな人で、穏やかな笑顔を見せた。
なんだかうさぎのような顔をしている。
「なになに?どうしたの?」
今度は少し子供っぽい無邪気な声がした。
視線を移すと、少しびっくりした。
赤い髪で、前髪には黒メッシュ。
片目は黄色、もう片方は紫のオッドアイ。
そして髪の色とお揃いの犬耳と尻尾!
顔も犬っぽい。
とにかく特徴的な人・・・いや犬・・・?だ。
『莉犬』という名前にも納得だ。
「猫ちゃん?白猫ちゃんかぁ。可愛いね。」
莉犬くんは僕の頭を「よしよーし」と言って撫でた。
でも、撫で方がちょっと嫌で、思わず「シャーーッ」と威嚇してしまった。
「こーらっ」
さとみくんが怒った。
「犬じゃないんだから、もっとこう・・・こうやって撫でなきゃ、嫌がるに決まってんだろ~?」
・・・・・・莉犬くんに。
そして莉犬くんに撫で方を教える。
やっぱりさとみくんの撫で方は気持ちよくて、「ゴロゴロ」と喉が鳴る。
「ホントだ・・・気持ちよさそう・・・。ごめんね、猫ちゃん・・・。」
莉犬くんは申し訳なさそうに謝ってくる。
「にゃあん。(次から気を付けてよね。)」
「次からは気をつけろだとさ。」
僕が鳴くと、さとみくんは人間の言葉に変換した。
本当に猫の言葉がわかっているみたいだ。
「とりあえずリビング行きな。猫ちゃんも寒かっただろうし・・・お腹もすいてるかもだから何かあげよう。何食べるかなぁ・・・」
ななもりくんがリビングらしきほうへ歩き出す。
「あぁ、なーくん、この子キャットフード食べるらしい。」
「おかえり。なんかはやくない?なんかあった?」
「猫拾ったから帰ってきた。」
「猫?」
足音が近づいてきた。
紫の髪の人が見えた。
ななもりくんだ。
「わぁ、白猫ちゃん?かわいいねぇ・・・」
ななもりくんは優しそうな人で、穏やかな笑顔を見せた。
なんだかうさぎのような顔をしている。
「なになに?どうしたの?」
今度は少し子供っぽい無邪気な声がした。
視線を移すと、少しびっくりした。
赤い髪で、前髪には黒メッシュ。
片目は黄色、もう片方は紫のオッドアイ。
そして髪の色とお揃いの犬耳と尻尾!
顔も犬っぽい。
とにかく特徴的な人・・・いや犬・・・?だ。
『莉犬』という名前にも納得だ。
「猫ちゃん?白猫ちゃんかぁ。可愛いね。」
莉犬くんは僕の頭を「よしよーし」と言って撫でた。
でも、撫で方がちょっと嫌で、思わず「シャーーッ」と威嚇してしまった。
「こーらっ」
さとみくんが怒った。
「犬じゃないんだから、もっとこう・・・こうやって撫でなきゃ、嫌がるに決まってんだろ~?」
・・・・・・莉犬くんに。
そして莉犬くんに撫で方を教える。
やっぱりさとみくんの撫で方は気持ちよくて、「ゴロゴロ」と喉が鳴る。
「ホントだ・・・気持ちよさそう・・・。ごめんね、猫ちゃん・・・。」
莉犬くんは申し訳なさそうに謝ってくる。
「にゃあん。(次から気を付けてよね。)」
「次からは気をつけろだとさ。」
僕が鳴くと、さとみくんは人間の言葉に変換した。
本当に猫の言葉がわかっているみたいだ。
「とりあえずリビング行きな。猫ちゃんも寒かっただろうし・・・お腹もすいてるかもだから何かあげよう。何食べるかなぁ・・・」
ななもりくんがリビングらしきほうへ歩き出す。
「あぁ、なーくん、この子キャットフード食べるらしい。」