不運を呼び寄せる私ですが、あなたに恋をしてもいいですか?
④
絢人と話をしてから一週間が経った。
仕事を終えた歩実は、自分のパソコンを持ってコンテストの対象となっているブレイクルームにやって来た。デザイン画は描き終え、後はテーマに関する概要をまとめなければならない。
けれどなかなか進まず、頭に浮かぶのは絢人のことばかり。あの日以降絢人とは会っていない。常務と契約社員。立場は全く違うのだ。あんな事がなければ関わることもなかった。歩実は絢斗からもらった言葉を思い出す。
" 君は自分が思っているより、きっとたくさんの元気や幸せを周りの人たちに与えてきたはずだ "
あの日、絢人からもらった言葉で、歩実にのしかかっていたものが、スッと軽くなった。
" 桃瀬歩実さん、君は唯一無二の存在なんだから"
まるで、魔法のプレゼントをもらった気分だった。
歩実の中で、絢人の存在が段々大きくなっていく。遠い遠い存在なのに、会いたいし声を聴きたい。天井を見上げ、大暴れする恋心をため息で吐き出した。
「何をやっているんだ?」
突然声をかけられ、椅子に座ったまま身体がビックッと跳ねる。声の方に視線をやると、そこには恋焦がれた姿がオーラを纏って立っていた。
「あっ、常務! お、お疲れさまです!」
歩実は勢いよく立ち上がる。
「お疲れさま。何か作業をしてたんだろう? ほら、座って」
「失礼します」
歩実はゆっくりと腰を下ろした。
仕事を終えた歩実は、自分のパソコンを持ってコンテストの対象となっているブレイクルームにやって来た。デザイン画は描き終え、後はテーマに関する概要をまとめなければならない。
けれどなかなか進まず、頭に浮かぶのは絢人のことばかり。あの日以降絢人とは会っていない。常務と契約社員。立場は全く違うのだ。あんな事がなければ関わることもなかった。歩実は絢斗からもらった言葉を思い出す。
" 君は自分が思っているより、きっとたくさんの元気や幸せを周りの人たちに与えてきたはずだ "
あの日、絢人からもらった言葉で、歩実にのしかかっていたものが、スッと軽くなった。
" 桃瀬歩実さん、君は唯一無二の存在なんだから"
まるで、魔法のプレゼントをもらった気分だった。
歩実の中で、絢人の存在が段々大きくなっていく。遠い遠い存在なのに、会いたいし声を聴きたい。天井を見上げ、大暴れする恋心をため息で吐き出した。
「何をやっているんだ?」
突然声をかけられ、椅子に座ったまま身体がビックッと跳ねる。声の方に視線をやると、そこには恋焦がれた姿がオーラを纏って立っていた。
「あっ、常務! お、お疲れさまです!」
歩実は勢いよく立ち上がる。
「お疲れさま。何か作業をしてたんだろう? ほら、座って」
「失礼します」
歩実はゆっくりと腰を下ろした。