不運を呼び寄せる私ですが、あなたに恋をしてもいいですか?
「竜巻は積乱雲が発生すれば起こりやすくなる。あの地域は、沿岸部で平坦な地形だから特にね。だから、歩実ちゃんがいたから起こったんじゃない。たまたま気象条件が重なっただけ」
「そうでしょうか……」
歩実はこれまで起こった出来事を話して聞かせると、絢人は道筋を立て、丁寧にわかりやすく歩実の所為ではないことを説明してくれた。
「歩実ちゃん」
「はい」
「俺は、君のおかげで真っ当な大人になれた。設計士という自分が進むべき道も見つけることができた。俺にとって、君は小さな女神だったんだ。だけど、非常階段で君のネームを確認した時、全身に電流が走ったような感覚を覚えた。そして、大人の女性として意識するようになった」
「常務……」
「常務、か…… 君の中で、俺はあくまで常務なんだな」
絢人が自重気味に笑う。
その表情に、歩実の胸は締め付けられた。
そうじゃない! 私だって!
きちんと言葉にして伝えなければと、歩実は姿勢を正した。
「私は…… 私の初恋は、 小学二年生の夏、私を助けてくれた、ケンくんという中学二年生のおにいちゃんです!」
歩実は清々しい表情で言い切った。
「そうでしょうか……」
歩実はこれまで起こった出来事を話して聞かせると、絢人は道筋を立て、丁寧にわかりやすく歩実の所為ではないことを説明してくれた。
「歩実ちゃん」
「はい」
「俺は、君のおかげで真っ当な大人になれた。設計士という自分が進むべき道も見つけることができた。俺にとって、君は小さな女神だったんだ。だけど、非常階段で君のネームを確認した時、全身に電流が走ったような感覚を覚えた。そして、大人の女性として意識するようになった」
「常務……」
「常務、か…… 君の中で、俺はあくまで常務なんだな」
絢人が自重気味に笑う。
その表情に、歩実の胸は締め付けられた。
そうじゃない! 私だって!
きちんと言葉にして伝えなければと、歩実は姿勢を正した。
「私は…… 私の初恋は、 小学二年生の夏、私を助けてくれた、ケンくんという中学二年生のおにいちゃんです!」
歩実は清々しい表情で言い切った。