手を握ってくれたあなたともう一度
「私ね、ここに来る前にも、一度だけ、力が暴走したことが、あるの・・・っ。
その時にね、私・・・」
リアラの目から大粒の涙が流れる。
「家族を、死なせちゃったんだ、、っ
妖怪から守りたいって、強く、思っただけなのに、気付いたら、この力で、家族をっ」
「リアラ、」
「もう、誰も、傷つけたくないっ、失いたくないの・・・」
悲痛な訴えにゼスはかける言葉が見つからなかった。
とめどなく溢れる涙をリアラは拭うことなく話し続ける。
「だから、お願いっ、このまま、死なせて・・ッ」
「ッ・・、俺は、俺は・・・!」
グッと歯を食いしばる。
涙が出そうになるのをゼスは必死に堪える。
「俺は、誰かを助けたくて魔法団をつくったんだ。
みんなが安心して暮らせるように。幸せに暮らせるように。
そんな願いを込めて魔法だって習得した。
なのに、目の前にいる人を助けることも出来なくて、なにが魔法団だよ・・」
リアラはそっとゼスの頬を撫でた。
「助けて、くれたじゃん・・・
森の中で、私を、助けてくれたっ、包帯を足に、巻いてくれたっ
美味しいご飯を、食べさせてくれてっ、楽しいお祭りにも、連れて行ってくれたっ・・」
優しくリアラは微笑む。
その時にね、私・・・」
リアラの目から大粒の涙が流れる。
「家族を、死なせちゃったんだ、、っ
妖怪から守りたいって、強く、思っただけなのに、気付いたら、この力で、家族をっ」
「リアラ、」
「もう、誰も、傷つけたくないっ、失いたくないの・・・」
悲痛な訴えにゼスはかける言葉が見つからなかった。
とめどなく溢れる涙をリアラは拭うことなく話し続ける。
「だから、お願いっ、このまま、死なせて・・ッ」
「ッ・・、俺は、俺は・・・!」
グッと歯を食いしばる。
涙が出そうになるのをゼスは必死に堪える。
「俺は、誰かを助けたくて魔法団をつくったんだ。
みんなが安心して暮らせるように。幸せに暮らせるように。
そんな願いを込めて魔法だって習得した。
なのに、目の前にいる人を助けることも出来なくて、なにが魔法団だよ・・」
リアラはそっとゼスの頬を撫でた。
「助けて、くれたじゃん・・・
森の中で、私を、助けてくれたっ、包帯を足に、巻いてくれたっ
美味しいご飯を、食べさせてくれてっ、楽しいお祭りにも、連れて行ってくれたっ・・」
優しくリアラは微笑む。