春の訪れに晴れ模様
落ちたのを心配してくれた……はずなんだけど、なんだか晴先輩と話さないでって言われてる気がしたんだよね。気のせい……だよね?



休み時間になり、みんなが色んなクラスを移動する時、私に向かっての言葉が耳に入ってきた。

「昨日一緒に帰ってたよね。どういう関係なのかな?」

「ほんとにね……あの子がもし彼女だったらどうする?」

「えぇ、そんなの残念に決まってる。残念というか晴先輩、幻滅しちゃうよ……」

幻滅……しちゃう。私といると晴先輩の株は落ちてしまう。少し辛いけどやっぱり私は、晴先輩から離れるべきなのかもしれない。

ぐっと込み上げる気持ちを抑えて私は机に突っ伏した。
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