私だって守られてばかりじゃありません!

生徒会の人達の秘密

「僕たちの秘密。それはーーー
君と同じで殲滅部隊に所属しているんだ」

そうなんだ…
だから現代では異能を持っている人も知っている人も少ないはずなのに知ってたんだ!

「天音ちゃん、君の系統は?」
 
もう1つの系統がバレなかったらいいか…

「私の系統は水です」

「そうなんだ〜。僕と同じだ〜」

颯先輩は系統水なんだ!嬉しい!
殲滅部隊の中でも系統が水の人はは1割もいないから、初めて会った! 

「天音ちゃんは系統水なんだね。僕は炎だよ」

零先輩は炎の使い手なんだ!
炎は確か、殲滅部隊の中で1番多かった、はず。
手から炎を出せるなんて、羨ましいなぁ…

「俺の系統は…風」

奏先輩は風の能力者なんだ!
風は2番目に多かったと思う。

「俺たちは雪」

琉音さんと紫音さんは雪を扱っているんだ!
すごい!
雪を出せるのかな?
いつかみてみたいなぁ…

「僕たちの能力はそんな感じだ」
                         











「で、お願いがある」

…お願い、って何?

「なにですか?」










「ー僕たちの仲間になってくれないかな?」

仲間…

「生徒会に入って欲しいんだ」



今まで、ゆうちゃん以外信用できる人はいなかった。
どうしよう…?
でも、仲間になりたい!





「よろしくお願い、します!」


ここから守られるばかりになるとは想像もしてなかったんだ…
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