私だって守られてばかりじゃありません!

ごめんなさい

しばらく早歩きして家に着いた。

「ただいま〜!」

「ただい、ま」
どうみんなに伝えよう?

「天音ちゃん、優奈ちゃん、おかえり!って、天音ちゃん、怪我してるよ!はやく手当てするからこっち来て!」

「うん。ありがとう」

こんなこと、してもらえる立場じゃない気がする。
私が近くにいるせいで、みんなの任務が増えちゃう…。
それだけは絶対に嫌。
はやく伝えないと。

「はい、手当てできた!」

「ありがとう」

「じゃあ、みんなのいるところに行こっか?」

「はい」















みんなにお別れを伝える時だ。
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