4人の兄に溺愛されすぎて困ってます!?
中学生編
小学校時代のショウくん事件の大袈裟な噂が独り歩きし、あの日から私は、兄達以外からは誰からも話しかけられることがなくなった。
「おはよう、コマリ。朝ごはん食べれる?」
「うん、食べれるよ…いただきます」
あの時から私は、人間不信に陥った。
そこからの日常は、ただただ時間が流れるのが遅くて退屈だった。
そして私は中学生になった。
新生活が始まり環境が変わったとしても、小学校の時から一緒の人はショウくん事件を語り続け、私は誰からも話しかけられることはないだろうと人間関係の構築を諦めていた。
なので、入学式には間に合えばいいやとのんびり朝ごはんを食べた。
学校に着くと、予想通り既に私の噂が広まって居るらしく、私が近づくとみんな逃げるように距離を置く。
「ねえ、聞いた?」
「聞いた聞いた。やばいよね…」
ヒソヒソと聞こえて来る私の悪口。
もう、慣れているはずなのに聞こえて来る度に泣きそうになる。
涙を堪えて、席に着く。
その時だった。
「あっ!おはよー!噂のコマリちゃん♪」
「…!?お、おはよう…」
「ねえ、この噂ってホントなの?」
隣の席の彼はズケズケと聞いて来る。
「私は、どんな噂か知らない。どんな噂?」
「"コマリちゃんには、冷酷非情で喧嘩っ早いお兄ちゃんが居て、コマリちゃんのことを常に見守ってる。コマリちゃん自身も冷酷非情で傲慢で気が強い"って言う噂!」
「…お兄ちゃんが居るのは事実だけど、それ以外は全部外れてるよ」
「やっぱり!いやー、可笑しいと思ったんだよ。みんなヤケに噂の発信者のことは頑なに黙りだし、コマリちゃんのことめっちゃ悪く言うじゃん、って」
「……」
「…ま、俺も似たようなものだから、嫌われ者同士仲良くしようよ♪」
「……辛くないの?私と関わったら、もっと辛くなるよ」
「優しいね、コマリちゃんは」
「え?」
「俺は大丈夫。辛くないし、むしろ幸せ」
「なんで……」
「俺、空気読めなくて無神経だからつい、思ったことを言っちゃったりしてさ嫌われるんだ。ぶっちゃけ、こーゆーの面倒くさいよね」
「……じゃあ、なんで私に話しかけたの?」
「意味は無いよ。挨拶だから気にしないで」
そう言って彼はそのまま眠り、式にも参加しなかった。
私も式に参加しても陰口を言われるだけだろうと思って、式には参加せずにお母さんから誕生日に貰ったお気に入り漫画を読み始めた。
入学式が終わり、みんなが教室に帰って来る。
私は読みかけの漫画を閉じて、鞄に閉まった。
「おはよう、コマリ。朝ごはん食べれる?」
「うん、食べれるよ…いただきます」
あの時から私は、人間不信に陥った。
そこからの日常は、ただただ時間が流れるのが遅くて退屈だった。
そして私は中学生になった。
新生活が始まり環境が変わったとしても、小学校の時から一緒の人はショウくん事件を語り続け、私は誰からも話しかけられることはないだろうと人間関係の構築を諦めていた。
なので、入学式には間に合えばいいやとのんびり朝ごはんを食べた。
学校に着くと、予想通り既に私の噂が広まって居るらしく、私が近づくとみんな逃げるように距離を置く。
「ねえ、聞いた?」
「聞いた聞いた。やばいよね…」
ヒソヒソと聞こえて来る私の悪口。
もう、慣れているはずなのに聞こえて来る度に泣きそうになる。
涙を堪えて、席に着く。
その時だった。
「あっ!おはよー!噂のコマリちゃん♪」
「…!?お、おはよう…」
「ねえ、この噂ってホントなの?」
隣の席の彼はズケズケと聞いて来る。
「私は、どんな噂か知らない。どんな噂?」
「"コマリちゃんには、冷酷非情で喧嘩っ早いお兄ちゃんが居て、コマリちゃんのことを常に見守ってる。コマリちゃん自身も冷酷非情で傲慢で気が強い"って言う噂!」
「…お兄ちゃんが居るのは事実だけど、それ以外は全部外れてるよ」
「やっぱり!いやー、可笑しいと思ったんだよ。みんなヤケに噂の発信者のことは頑なに黙りだし、コマリちゃんのことめっちゃ悪く言うじゃん、って」
「……」
「…ま、俺も似たようなものだから、嫌われ者同士仲良くしようよ♪」
「……辛くないの?私と関わったら、もっと辛くなるよ」
「優しいね、コマリちゃんは」
「え?」
「俺は大丈夫。辛くないし、むしろ幸せ」
「なんで……」
「俺、空気読めなくて無神経だからつい、思ったことを言っちゃったりしてさ嫌われるんだ。ぶっちゃけ、こーゆーの面倒くさいよね」
「……じゃあ、なんで私に話しかけたの?」
「意味は無いよ。挨拶だから気にしないで」
そう言って彼はそのまま眠り、式にも参加しなかった。
私も式に参加しても陰口を言われるだけだろうと思って、式には参加せずにお母さんから誕生日に貰ったお気に入り漫画を読み始めた。
入学式が終わり、みんなが教室に帰って来る。
私は読みかけの漫画を閉じて、鞄に閉まった。