社長、社内恋愛は禁止のはずですが
唇を塞がれながら、敏感な場所を弄られるたびに、クチュ、クチュ、といやらしい水音が室内に響いた。

「んんっ……」

必死に声を殺しても、甘い喘ぎは抑えきれない。

「遥香……かわいい。」

低く熱を帯びた声が耳元を震わせ、ますます体が痺れる。

何度も指でかき混ぜられ、腰が勝手に浮いてしまう。

座っていることさえ保てず、ソファの背にしがみつくしかなかった。

「直哉さん……わ、私……」

耐えきれずに名前を呼ぶと、彼は唇を重ねたまま囁く。

「いいよ……全部、俺に委ねて。」

会社の一室――誰が通るか分からないすぐ外で、私は社長の手に堕とされている。

その背徳感さえ、快楽をさらに煽った。

「ああっ、直哉さんっ!」

体が大きく震え、声が漏れる。

「はぁ……遥香。今の顔、綺麗だよ。」

彼の甘い言葉に涙が滲み、再び重なる唇にすべてを奪われていった。
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