社長、社内恋愛は禁止のはずですが
「何もない部屋だけど。」

そう言ってリビングへと導かれると、次の瞬間ソファーに押し倒された。

「ごめん。ご飯を食べる前に……遥香を食べたい。」

真剣な眼差しと低い声に、頬が一気に熱くなる。

「……もうっ。」

抗議しようとしたけれど、その声は甘い吐息に変わった。

大きな手が胸元をなぞり、薄い布越しに熱が伝わってくる。

「あっ……」声が漏れる。

「今日一日、遥香のことばかり考えていた。」

囁かれながら、胸に直哉さんの唇が落ちた。

じわじわと、身体の奥が火照っていく。

「もう俺、遥香なしでは生きられないよ。」

直哉さんの熱が一気に奥まで届き、身体が大きく震えた。

「はぁっ……ああ……!」

激しい動きに合わせて、私の体も自然に揺さぶられる。

「遥香、好きなんだ。君だけを愛している。」

荒い息の合間に絞り出す声が、耳に焼きつく。
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