社長、社内恋愛は禁止のはずですが
「あっ……! ああ……!」

浴室に水音と喘ぎが重なって響いた。

「狭い……でも、すごく吸い付いてくる。遥香、俺を離さないんだな。」

彼の囁きが耳に落ちる度に、体はビクンと跳ねる。

「いや……気持ちよすぎて……」

抱きしめられながら突き上げられるたびに、泡立てた石鹸の香りと彼の熱が絡み合い、もう何が自分なのか分からなくなっていく。

「浴室でも……遥香を独占する。」

その言葉と共に、奥深くまで突き込まれて、私は声を抑えきれずに泣き声を上げた。

——直哉さんに抱かれている。浴室でも、どこでも。

その事実が甘くて、熱くて、たまらなかった。

湯気に包まれた浴室で、熱と熱が重なり合う。

「遥香……」

直哉さんの吐息が耳にかかり、背中にビリビリと痺れが走る。

下から突き上げられる度に、腰が勝手に浮いてしまう。
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