社長、社内恋愛は禁止のはずですが
荒い息の中で余韻に沈む私を、直哉さんは強く抱きしめた。

窓は曇り、外の景色はほとんど見えない。

シートに滴った汗の熱さが生々しく残っている。

「遥香……まだ震えてるな。」

「だって……」

声が震えたまま途切れる。下腹部に残る余熱が、まだ彼を求めている。

直哉さんは私の太腿を撫でながら、耳元で囁いた。

「こんな狭い車の中で抱いたのに、まだ足りないんだ。」

「えっ……」

胸を弄ばれ、また小さく声が漏れる。

彼の腕の中で荒い呼吸を整えていると、直哉さんの指がそっと下着の中に忍び込んできた。

余韻で敏感になった場所を、軽くなぞられるだけで腰が跳ねる。

「やっ……声出ちゃう……」

思わず漏れた声に、直哉さんは口元を緩める。

「もう十分だろうに……まだ欲しがってるな、遥香。」
< 246 / 273 >

この作品をシェア

pagetop