本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 もう一度触ろうと指をそーっと伸ばしたそのとき、青葉の目がカッと見開かれた。

 近距離で目が合い……。


 「なに?」


 青葉の低く眠そうな声が響く。
 しまった。触ろうとしていた手はまだ頬の近く。言い訳を考える間もなく、青葉はゆっくり瞬きをして状況を理解しようとしているようだ。


 「いや、その……起こそうと思ったんだけど」


 慌てて手を引っ込めるが、青葉はじっとこちらを見つめたままだ。


 「……起こすって、顔を触って?」


 青葉の口元がほんのり笑っている気がする。


 「そ、そんなわけないじゃない! たまたま……つい……」


 恥ずかしさのあまり視線をそらすと、青葉はふっと笑って体を起こした。
 毛布がはらりと落ち――。
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