本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 大きな画用紙だ。


 「今日、望が保育園で描いたそうだ」


 そこにはクレヨンで人が三人描かれている。両端のふたりに対し、真ん中は小さい。


 「真ん中が望らしい」
 「それじゃ……両脇はもしかして……」
 「こっちが俺で、こっちは莉乃だって望が教えてくれた」
 「へぇ上手ね」


 しっかりと大人と子ども、男女の区別をつけて描けるのは観察眼に優れているのだろう。


 「お題は〝好きなもの〟」


 青葉の言葉に、莉乃は一瞬まばたきをした。

 (――好きなもの?)

 改めて絵を見つめる。幼い筆跡で描かれた三人の姿。好きなものの両端のひとりが青葉で、もうひとりは……。


 「……私?」
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