本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 「食欲ないのか?」
 「あ、ううん。食べるよ」


 青葉にも問われ、急いで箸を動かす。


 「パパの作ったから揚げ、おいしいね」
 「おいちー」


 望と笑い合い、唐揚げを口に運んだ。

 (夫婦未満の私が、こんなことをぐるぐる悩むのもおかしいのかもしれない)

 そう思いながらも、心は落ち着かないままだった。

 夕食を食べ終えて片づけも済ませ、莉乃がソファに置いていたバッグを手にしたときだった。


 「なにかあったのか?」


 望のパジャマを手にした青葉に声をかけられた。


 「どうして?」
 「食事中ずっとうわの空だったから」


 莉乃は一瞬、言葉に詰まった。


 「……そう、だった?」
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