本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
莉乃は青葉の隣で、小さく息を飲んだ。由佳の視線が自分をとおり過ぎて、青葉だけを見ているような気がしたからだ。もちろんただの偶然かもしれない。でも、胸の奥のざわめきを止められない。
青葉をずっと昔から知っている親しい友人。そんなあたり前のことが気になるのは、彼女と望の自然な関係性や、昼間にたまたま青葉とふたりきりで会っているのを目撃したせいだ。
自分がここにいることをわざわざ証明しなくてもいいはずなのに、妙な緊張感がまとわりついてくる。
「望くんは? 日曜日だから保育園じゃないわよね」
「望は今、祖父母宅」
「祖父母って? 青葉の両親はいないし……」
由佳がピンとこないのも無理はない。おそらく彼らが姿を現したのは、青葉の兄夫婦が亡くなって以来初だろうから。
「義理の姉のほう」
「あ、なるほど」
由佳は小刻みに頷きながら続ける。
「おにぎりセイバーとコラボしたケーキが売ってたから買ってきたんだけど」
「そうか。悪いな。……上がってくか?」
青葉をずっと昔から知っている親しい友人。そんなあたり前のことが気になるのは、彼女と望の自然な関係性や、昼間にたまたま青葉とふたりきりで会っているのを目撃したせいだ。
自分がここにいることをわざわざ証明しなくてもいいはずなのに、妙な緊張感がまとわりついてくる。
「望くんは? 日曜日だから保育園じゃないわよね」
「望は今、祖父母宅」
「祖父母って? 青葉の両親はいないし……」
由佳がピンとこないのも無理はない。おそらく彼らが姿を現したのは、青葉の兄夫婦が亡くなって以来初だろうから。
「義理の姉のほう」
「あ、なるほど」
由佳は小刻みに頷きながら続ける。
「おにぎりセイバーとコラボしたケーキが売ってたから買ってきたんだけど」
「そうか。悪いな。……上がってくか?」