本日、仕事のために愛されママになります~敏腕社長は契約妻への独占愛を手加減しない~【愛され最強ヒロインシリーズ】
 「で、これはプレゼント?」
 「ああ」
 「気が利く弟ね」


 受け取った小箱のリボンを早速解くと、中からフープタイプの小ぶりなピアスが出てきた。ダイヤモンドが六つもついた、特別感たっぷりのデザインだ。


 「ちょっとなに、こんなのいいの?」


 結構値が張りそうだ。


 「大切な姉貴のためだから当然」


 航希は手でトンと叩いた胸を張った。
 リップサービスが半分、事実が半分といったところか。航希は仕事では有能だが、姉への過保護さが玉に瑕。シスコン気味なのだ。


 「こういうのは彼女にあげるものでしょ」
 「そんなのいないし、男のいない姉貴に言われたくない」
 「あなたはモテるんだから、その気になればすぐ作れるじゃない」


 なにしろ航希には社内にファンクラブがあるのだから。
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