内部監査部室長は恋愛隠蔽体質です
「ちょっ、会田君!」
サラッと仕掛けてくるのを咎めて席を立つと、会田君は逃げるよう退出していった。彼の発言の意味を尋ねられたら気まずい。
さて、どう誤魔化すべきか。
「松村課長代理、恋愛が全てではないと私は考ます」
「ーーはぁ? わたしがモテないって言われたんですか?」
思わず地声で聞き返す。
「違うのですか?」
曇りなき眼(まなこ)でクエスチョンをラリーされる。
「……」
榊原室長の恋人が会田君へ乗り換えようとしているなどと言えるはずがなく、黙って着席する。クスクス笑われる音が頬を擦り赤くしていく。
(そりゃあ会田君の話を知らなければ、わたしがモテないと言われたって思われるよな)
「それでは監査を終了致します」
俯き、スカートを握り締める姿を横目に室長も営業部を後にした。
サラッと仕掛けてくるのを咎めて席を立つと、会田君は逃げるよう退出していった。彼の発言の意味を尋ねられたら気まずい。
さて、どう誤魔化すべきか。
「松村課長代理、恋愛が全てではないと私は考ます」
「ーーはぁ? わたしがモテないって言われたんですか?」
思わず地声で聞き返す。
「違うのですか?」
曇りなき眼(まなこ)でクエスチョンをラリーされる。
「……」
榊原室長の恋人が会田君へ乗り換えようとしているなどと言えるはずがなく、黙って着席する。クスクス笑われる音が頬を擦り赤くしていく。
(そりゃあ会田君の話を知らなければ、わたしがモテないと言われたって思われるよな)
「それでは監査を終了致します」
俯き、スカートを握り締める姿を横目に室長も営業部を後にした。