イケメン年下君がメロメロなのは、私って本当ですか?
11★
玄関の鍵を開けて部屋に入った瞬間、蒼はすぐに私の手を引いて、中へと招き入れた。
「真緒……」
名前を呼ばれた途端、背中に腕が回って、ぎゅっと抱き寄せられた。
息が詰まるほど強くて、でも苦しくはない。むしろ、彼の胸の鼓動が直に伝わってきて、私の心臓まで一緒に跳ねてしまう。
「今日、帰らないで」
耳元で低く囁かれて、全身が一気に熱くなる。
「……そんなの、反則」
思わず呟くと、彼が子犬みたいに嬉しそうに笑って、今度は唇を重ねてきた。
一度だけじゃ終わらない。
角度を変えて、何度も、何度も。
夢中になって、息が続かなくなるまで求め合う。
「苦しくない?」
「……もう慣れた」
そう返すと、彼は照れたように笑いながら、さらに甘く口づけを繰り返してくる。
やがてベッドに押し倒されるようにして座らされ、彼が膝に顔を埋めてきた。
「真緒、大好き。ほんとに……」
呟きながら、頬をすり寄せる仕草が愛おしすぎて、胸がきゅっとなる。
「私も、好きだよ」
自然に出た言葉に、蒼は顔を上げて、子どものように目を輝かせた。
「……もう一回言って」
「え?恥ずかしいよ」
「言ってくれないと、キスで塞ぐよ」
「ずるい……!」
結局、笑いながらもう一度「好き」と告げると、彼はとろけきった顔で私を抱き締め、唇を重ねた。
時計の針が進んでいるのに、時間の流れをまるで忘れてしまう。
「……ねえ、真緒」
彼の髪を指で梳くと、くすぐったそうに目を細めて、子どもみたいな顔をする。
「こんなに幸せでいいのかな」
「なにそれ。自分で言ってどうするの」
思わず笑ってしまうけれど、胸の奥がぎゅっと温かくなる。
彼はゆっくり起き上がり、また顔を近づけてきた。
「もう一回だけ、いい?」
「……さっきから何回もでしょ」
「足りない」
そう言って重ねられたキスは、さっきまでよりも深くて、甘くて。
私の背中に回された腕の力が強くなるたびに、心まで引き寄せられてしまう。
ベッドの上に流れる甘い時間。
彼の腕にすっぽりと包まれて、体温が混ざり合う。
「結婚しよう」
蒼がまっすぐに私を見つめて、普段のあどけなさはどこへやら、真剣そのものだった。
「……結婚…」
思わずためらいの声を出す私に、彼は優しく笑って首を縦に振る。
「本気。真緒と、ずっと一緒にいたい」
その言葉は冗談ではなく、体中に響いていた。
「…今度は蒼の両親に会わせてね」
「うん、うん、うん!!」
蒼は飛び上がりそうなほど喜び、はしゃぐ。
その表情は、今まで見たこともないくらい、とろけていて、思わず胸がきゅんとなった。
「真緒、絶対幸せにするよ」
「……私も、絶対幸せにする」
私たちはお互いにお互いの幸せを誓い合った。
蒼がにっこりと微笑みながら、ふと思い出したように言う。
「真緒、係長から言われたんだけど、部署異動させられたカップルは、大体すぐに結婚するんだって」
蒼の顔は真剣そのものだけど、最後にきっちりハートマークまで付いているのが、私には見えた。
私は思わず笑ってしまう。
「そうなら、私たちもそうしようか」
いたずらっぽく笑いながらも、言葉は真剣。
蒼は嬉しそうに私の手をぎゅっと握る。
「ほんと?じゃあ、俺たちもすぐに準備しようね!」
私たちは顔を近づけて、そっと唇を重ねる。
一度のキスが、言葉以上にお互いの気持ちを伝える。
静かな夜の部屋に、二人だけの甘い空気が流れた。
「真緒……」
名前を呼ばれた途端、背中に腕が回って、ぎゅっと抱き寄せられた。
息が詰まるほど強くて、でも苦しくはない。むしろ、彼の胸の鼓動が直に伝わってきて、私の心臓まで一緒に跳ねてしまう。
「今日、帰らないで」
耳元で低く囁かれて、全身が一気に熱くなる。
「……そんなの、反則」
思わず呟くと、彼が子犬みたいに嬉しそうに笑って、今度は唇を重ねてきた。
一度だけじゃ終わらない。
角度を変えて、何度も、何度も。
夢中になって、息が続かなくなるまで求め合う。
「苦しくない?」
「……もう慣れた」
そう返すと、彼は照れたように笑いながら、さらに甘く口づけを繰り返してくる。
やがてベッドに押し倒されるようにして座らされ、彼が膝に顔を埋めてきた。
「真緒、大好き。ほんとに……」
呟きながら、頬をすり寄せる仕草が愛おしすぎて、胸がきゅっとなる。
「私も、好きだよ」
自然に出た言葉に、蒼は顔を上げて、子どものように目を輝かせた。
「……もう一回言って」
「え?恥ずかしいよ」
「言ってくれないと、キスで塞ぐよ」
「ずるい……!」
結局、笑いながらもう一度「好き」と告げると、彼はとろけきった顔で私を抱き締め、唇を重ねた。
時計の針が進んでいるのに、時間の流れをまるで忘れてしまう。
「……ねえ、真緒」
彼の髪を指で梳くと、くすぐったそうに目を細めて、子どもみたいな顔をする。
「こんなに幸せでいいのかな」
「なにそれ。自分で言ってどうするの」
思わず笑ってしまうけれど、胸の奥がぎゅっと温かくなる。
彼はゆっくり起き上がり、また顔を近づけてきた。
「もう一回だけ、いい?」
「……さっきから何回もでしょ」
「足りない」
そう言って重ねられたキスは、さっきまでよりも深くて、甘くて。
私の背中に回された腕の力が強くなるたびに、心まで引き寄せられてしまう。
ベッドの上に流れる甘い時間。
彼の腕にすっぽりと包まれて、体温が混ざり合う。
「結婚しよう」
蒼がまっすぐに私を見つめて、普段のあどけなさはどこへやら、真剣そのものだった。
「……結婚…」
思わずためらいの声を出す私に、彼は優しく笑って首を縦に振る。
「本気。真緒と、ずっと一緒にいたい」
その言葉は冗談ではなく、体中に響いていた。
「…今度は蒼の両親に会わせてね」
「うん、うん、うん!!」
蒼は飛び上がりそうなほど喜び、はしゃぐ。
その表情は、今まで見たこともないくらい、とろけていて、思わず胸がきゅんとなった。
「真緒、絶対幸せにするよ」
「……私も、絶対幸せにする」
私たちはお互いにお互いの幸せを誓い合った。
蒼がにっこりと微笑みながら、ふと思い出したように言う。
「真緒、係長から言われたんだけど、部署異動させられたカップルは、大体すぐに結婚するんだって」
蒼の顔は真剣そのものだけど、最後にきっちりハートマークまで付いているのが、私には見えた。
私は思わず笑ってしまう。
「そうなら、私たちもそうしようか」
いたずらっぽく笑いながらも、言葉は真剣。
蒼は嬉しそうに私の手をぎゅっと握る。
「ほんと?じゃあ、俺たちもすぐに準備しようね!」
私たちは顔を近づけて、そっと唇を重ねる。
一度のキスが、言葉以上にお互いの気持ちを伝える。
静かな夜の部屋に、二人だけの甘い空気が流れた。