7日間の恋





『よし、じゃあリハビリ再開!

イヤでもやらなくちゃね?
いつもよりスパルタでやるよ!!』

ニヤニヤ笑う稲葉さん


さっきまでめちゃくちゃ優しかった稲葉さんが…っ!

きっと、稲葉さんは二重人格だ。


そう思った私はそのまま口にする。



「稲葉さんて…二重人格ですよね」

その言葉に笑顔な稲葉さん



『あいたたた

結衣ちゃん痛いとこつくね~!!』


あの…1つ

1つだけ言わせて下さい。



「全然…イタそうじゃないですよね」

でも稲葉さんは大笑い



『結衣ちゃん急にキツくなったぁ~

あ、でもそのほうが結衣ちゃんらしいけどね~!!』


なんだか…楽になった。

キモチが、ものすごく軽くなった。


本当の私を、本当のキモチを隠さなくていいからかなぁ…



『さて結衣ちゃん。

休憩時間、長かったから2周…しようか?』

へ?と、言って顔を上げると目の前には悪戯っ子のような笑みを浮かべる稲葉さん


S稲葉…出た。


「はぁ~」

と、溜め息をつき立ち上がる。


ま、でも仕方ないか。

そう諦めて2周の松葉杖ウォーキングを始めた。







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