Edge Of A Broken Heart 〜最悪続きのあとに〜
「先輩、どうしました?」
 郊外に住む私たちは、いつもは、ドライブして、食事して⋯⋯ということが多いが、今日は珍しく繁華街まで出てきた。
 夜には飲む予定なので、車ではない。
 映画を観終わり、今はカフェでのんびりしている。
「思ったんだけど⋯⋯私が元カレに浮気されたのって、やっぱりかわいくないからだよね」
「何言ってるんですか。先輩はかわいいですよ」
「いや⋯⋯見た目の話じゃなくて」
「見た目に関しては、否定しないんですね」
 そう言って、真田はクスクス笑っている。
「だから、そういうことじゃなくて。甘え上手じゃないというか⋯⋯。それこそ、浮気されてキレる女より、ボロボロ泣いて逃げ出す女のほうが絵になるし、男から見てもかわいいでしょ?」
 怒らずに泣くだけなんて、あざとい気もするが、あざとい女のほうがモテるに決まっている。
「先輩⋯⋯まだ、元彼のこと、引きずってるんですか?」
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