Edge Of A Broken Heart 〜最悪続きのあとに〜
 あの突然のキス以来、やっと私たちは恋仲なのだと思えるようになった。
 それなのに、未だに私は甘え上手ではなく、素直でもない。
 ただ、真田は年下でありながら、そんな私のことをわかってくれているのだから、私よりも本当はずっと大人なのだろう。

 今夜は、流星群を見に来ている。
「真田は、何を祈ったの?」
「先輩との明るい未来ですよ。先輩は?」
「ん⋯⋯当ててみて」
「当てる⋯⋯宝くじを当てたいとか?」
「あんた、相変わらず頓珍漢ね」
「スミマセン」
 一瞬黙ったあと、
「私は⋯⋯あんたの夢が叶うように祈ったの」
「本当ですか?嬉しいなぁ⋯⋯。ありがとうございます!先輩とのことも、仕事も、頑張ります!」
「鈍感⋯⋯」
「え?」
 意地を張って、そう簡単に好きだなんて言えない私。
 しかし、自分のことではなく、相手の為に祈ったと言えば、好きだという想いは伝わると思ったのに。
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