私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!
 プロデューサーさんは一拍おいて、ちらりと私に視線を寄こす。

「それに、マネージャーの陽名くんがここまで必死になって頭を下げているんだ。きっと、なにか考えがあってのことじゃないかな?」

 プロデューサーさんの優しい眼差しに、私は「は……、はい!」と緊張でカチコチになりながらうなずいた。

「わかった。starixのはそのまま、トップバッターということにしよう」

 プロデューサーさんの発言に、凛斗さんが悔しそうに顔を歪める。そして、無言でスタジオから立ち去って行った。

「ありがとうございます!」

 私はプロデューサーさんに深々と頭を下げた。
 その大きな背中からは、starixのみんなへの信頼と、私への期待が伝わってくるみたい。
 胸の奥に熱いものがこみ上げるのを感じながら、心の中で誓った。
 この番組でのステージ、絶対にいいものにしてみせよう!
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