私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!
「その学園、知ってる! 超名門のセレブ学園でしょ⁉」

 普段は大人しい朔良くんが、珍しく身を乗り出して口を開く。

「そうそう。初等部から大学部までエスカレーター式で、由緒正しいお金持ちの子どもが通ってるって有名だよね」

 蘭くんも深くうなずき、話を続けた。

「しかも、綺咲学園の理事長は、キサキっていうセキュリティ会社も経営しているんだよ」

 知ってる! キサキって、セキュリティ業界で世界シェアNo.1を誇る大企業だよね。
 そういえば、星宝学園のに設置された監視カメラにも、キサキのロゴが入ってた気がする。

「はえー……。瑞稀って、そんなすげー学校に通ってたんだな……」

 蛍くんはポカンと口を開けて、瑞稀くんに尊敬の眼差しを向けた。
 当の瑞稀くんは、「まあ、一応な」と肩をすくめて薄く笑う。
 あれ? 今の瑞稀くんの笑顔、なんだかあまり嬉しくなさそうだったな。
 綺咲学園でなにかあったのかな? と、私が考え込んでいると。
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