私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!
「あーっ! やっと見つけた!」
「結衣ちゃん!」

 医務室にいたはずの結衣ちゃんがパタパタと駆け寄ってきた。
 そして私の前で立ち止まるなり、腰に手を当ててむすっとする。

「奏くん、まだここにいたのっ? 倒れたんだから、安静にしないとダメじゃない!」
「あはは、ごめん……」
「もうっ、次からは無茶しないでよね!」

 結衣ちゃんは唇をとがらせたあと、ふっと笑顔になった。

「それじゃあ、運転手さんも待ってることだし、早く寮に戻って休もう」
「うん、そうだね」

 ――って、その前に。いまだに床の上で気絶している執事さんをどうにかしないと……。

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