私、男の子マネージャーになって、推しアイドルをお守りしますっ!
「おい」
「え?」
「いつまで俺にキスしてるんだ?」

 その言葉に、全身からさーっと血の気が引いていく。
 だって、今の私は――瑞稀くんを下敷きにして覆いかぶさるように倒れているどころか、彼の頬にキスまでしてしまっていたのだから。

「ご、ごめん……!」

 クラスメイトたちの大絶叫が響きわたる中、瑞稀くんから離れようとしたその瞬間。
 ギリギリで保っていた意識の糸がプツンと切れて、私は一気に真っ暗闇に落ちていった。
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