すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
「あら、第3王子殿下だわ」
その声を耳にした瞬間、私はすぐに視線を向けた。
茶髪に翠の瞳を持つ小柄な王子、サムエル殿下。
容姿だけならアベリオのほうが優れているけれど、社交場で顔が広い殿下と親しくしておいて損はない。
何よりも王室との繋がりは価値がある。
「サムエル王子殿下にご挨拶いたしますわ。セリス・スレイドでございます」
「おお、君が聖絵師のセリスか。噂は耳にしているよ。大変人気の画家だとか。今度、私にも絵を描いてもらえないだろうか」
「まあ、光栄ですわ。ぜひお引き受けいたします」
「忙しいだろうから、私の分は最後で構わないよ」
「殿下のためなら、すぐにでも筆を取りますわ」
やったわ! 王子から直々に依頼を受けたわよ。
ふふふっ、レイラに勝ったわ。
王族からの依頼なんて、あの子にはできなかったことよ。
これで、あの子との差がはっきりと示されたわ。
その声を耳にした瞬間、私はすぐに視線を向けた。
茶髪に翠の瞳を持つ小柄な王子、サムエル殿下。
容姿だけならアベリオのほうが優れているけれど、社交場で顔が広い殿下と親しくしておいて損はない。
何よりも王室との繋がりは価値がある。
「サムエル王子殿下にご挨拶いたしますわ。セリス・スレイドでございます」
「おお、君が聖絵師のセリスか。噂は耳にしているよ。大変人気の画家だとか。今度、私にも絵を描いてもらえないだろうか」
「まあ、光栄ですわ。ぜひお引き受けいたします」
「忙しいだろうから、私の分は最後で構わないよ」
「殿下のためなら、すぐにでも筆を取りますわ」
やったわ! 王子から直々に依頼を受けたわよ。
ふふふっ、レイラに勝ったわ。
王族からの依頼なんて、あの子にはできなかったことよ。
これで、あの子との差がはっきりと示されたわ。