すべてを失って捨てられましたが、聖絵師として輝きます!~どうぞ私のことは忘れてくださいね~
カルベラ国までの旅は、馬車で数日を要する。
道中は宿に泊まりながらの移動だった。
出発した日の夜に立ち寄った宿は大きな街道沿いにあり、食事のために入った食堂は、主に貴族たちで賑わう少し格式の高い場所だった。
談笑や食器の音、香ばしい料理の匂いに包まれながら、私はエリオスと向かい合って食事をした。
彼の好む料理は私と同じで、そのことがとても嬉しかった。
外出先でこうして食事を楽しむのは、これまでほとんどなく、私にとっては新鮮な体験だ。
しかもエリオスと一緒だから、その楽しさはひときわ増した。
宿の主人はエリオスの事情を知っており、彼のために食べやすいよう工夫してくれている。
そんな気遣いもまた、心が穏やかになれた。
ところが、食事を堪能しているとき、となりのテーブルから思いがけない会話が耳に入った。
道中は宿に泊まりながらの移動だった。
出発した日の夜に立ち寄った宿は大きな街道沿いにあり、食事のために入った食堂は、主に貴族たちで賑わう少し格式の高い場所だった。
談笑や食器の音、香ばしい料理の匂いに包まれながら、私はエリオスと向かい合って食事をした。
彼の好む料理は私と同じで、そのことがとても嬉しかった。
外出先でこうして食事を楽しむのは、これまでほとんどなく、私にとっては新鮮な体験だ。
しかもエリオスと一緒だから、その楽しさはひときわ増した。
宿の主人はエリオスの事情を知っており、彼のために食べやすいよう工夫してくれている。
そんな気遣いもまた、心が穏やかになれた。
ところが、食事を堪能しているとき、となりのテーブルから思いがけない会話が耳に入った。