ジュエル♡ハント~治癒王子は愛しの彼女を過保護に守る~
ジュエルハントのことは学園にも秘密。
だから、何度も外出許可をもらうのにアイドルの仕事というのは申請しやすい理由だったのと、ジュエルハントで色々な場所に行くのに、アイドルの仕事と絡ませて潜入しやすくなるから。今回みたいにね。
あとは、さっきプロデューサーの名前が出てきたようにジュエルストーンの取引や売買は芸能界で多いらしいから。
夜兄にアイドルになることを提案されたときは、自信もなかったし怖くて……
無理だよ……って思ったけれど、私たちのジュエルがジュエルハントに役立つのなら頑張ろう!と翡翠と決めた。
私の夢は、ジュエルを使って人の役に立つこと、助けること。
そのために学校の勉強も頑張るし、ジュエルも極めたいと思っている。
学園に通いつつ、コッソリとアイドルをして、そのアイドルも実はジュエルハントが真の目的で…となかなか複雑で、たまに私も今はなんの自分だろう……?と混乱するときもある、えへへ。
「琥珀、大丈夫?帰るよぉ~」
「あっうん!」
とりあえず今日のミッションは完了!
片づけをしていた撮影スタッフのみなさんに3人でお礼を言い、帰ろうとしたその時……