男装幹部はお姫様にご執心
その夜。



私は一人、自室でパソコンと向き合っていた。

カタカタとキーボードを強く打ち付ける音だけが静かな部屋に反響している。



「…ッチ」



クソっ、コッチもだめ…
どんな凄腕ハッカーを雇ってるわけ?Tiger's Tailってのは。


さっきからあの手この手で情報を取ろうとしてるけど…全然ダメ。
挙句の果てにはウイルス送りつけてきやがって…

なんとか対処できたからいいものの、覚えときなさい、Tiger's Tailっ!!






イラつきをキーボードにぶつけるのに必死な藍に時間なんて概念があるはずもなく、朝日は昇っていくのだった―――
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