Secret love.
2人で家に到着すると、お互いに寝る用意を済ませて明日の仕事の準備をしてから、及川くんが先に入っているベッドの近くに寄る。
そんな私に気付くと見ていたスマホの画面を落として、腕を広げて「おいで」と声を掛けてくれた。
おいでと言われたら行くしかなくて、ベッドに入り及川くんの肩の方に頭を乗せる様にしてから抱き着いた。及川くんも苦しくならない様に私を緩く抱きしめ返して、優しく頭を撫でている。
この瞬間はいつも愛されているななんて思うのに、時が立てばまた漠然と不安になる。いや、きっとこうして愛してくれていると分かっているからなのかもしれない。
付き合ってしばらく経つしそろそろ結婚だって覚悟しても良いし、交際だっていつまで隠す気なのかとか、そんな話をしてもいい。
だけどこんな話を私から持ち掛けたら躱されるし、及川くんが結婚をしたいと思っている様には見えない。好きで居てくれるならどうして?が積もって、それが不安になる。
「…もう寝る?」
「寝るよ。明日も仕事だし、寝不足で辛くなるの優花でしょ。」
「少しくらい大丈夫だし。」
「何、眠くないの。子守歌でも歌ってやろうか。」
「…子ども扱いしてきて…。」
「冗談。」
そう言って笑って少し体を起こすと腕に私の頭を乗せさせて、それから軽く唇に口付けをする。キスは何度しても慣れなくて、いつも鼓動がうるさい。
そんな私に気付くと見ていたスマホの画面を落として、腕を広げて「おいで」と声を掛けてくれた。
おいでと言われたら行くしかなくて、ベッドに入り及川くんの肩の方に頭を乗せる様にしてから抱き着いた。及川くんも苦しくならない様に私を緩く抱きしめ返して、優しく頭を撫でている。
この瞬間はいつも愛されているななんて思うのに、時が立てばまた漠然と不安になる。いや、きっとこうして愛してくれていると分かっているからなのかもしれない。
付き合ってしばらく経つしそろそろ結婚だって覚悟しても良いし、交際だっていつまで隠す気なのかとか、そんな話をしてもいい。
だけどこんな話を私から持ち掛けたら躱されるし、及川くんが結婚をしたいと思っている様には見えない。好きで居てくれるならどうして?が積もって、それが不安になる。
「…もう寝る?」
「寝るよ。明日も仕事だし、寝不足で辛くなるの優花でしょ。」
「少しくらい大丈夫だし。」
「何、眠くないの。子守歌でも歌ってやろうか。」
「…子ども扱いしてきて…。」
「冗談。」
そう言って笑って少し体を起こすと腕に私の頭を乗せさせて、それから軽く唇に口付けをする。キスは何度しても慣れなくて、いつも鼓動がうるさい。