Excessive love.
優花の家に上がると、私をソファーに座らせた後ココアを入れてくれた。今は温かい飲み物が有難い。


「落ち着いた?」

「ごめん…。急に困ったよね。」

「そんなこと気にしなくて良いよ。でも、実季があんな風に泣くの珍しいから驚いちゃって。及川くんには帰る前に連絡してって言ったから安心して。朝倉さんには連絡した?」

「…してない。」

「心配しないかな…。及川くん、まだ会社で残業するって言ってたから伝えてもらおうか?」

「いや、そんなことしたら何で私から言わないのってなるから、大丈夫だよ。ありがとう、優花。」

「はっ、そうだよね。私ってば…。私の方が動揺しちゃってて…。」


少し苦笑いして優花は私が話し出す間、待ってくれていた。こういう時、特に優花が友人で良かったなと思える。いつだって私の事を思ってその時に最善だと思う事をしてくれる。

普段は凄く可愛らしくて、天然な事をやらかしたりもするけど、凄く頼りになるのだ。


「…実季、話したくなかったら話さなくても良いからね。話して楽になる、は、本当に人に寄るから。」

「…ううん。聞いてほしい。」

「分かった。」


そう会話をすると深呼吸をする。泣いたことで不安に感じていた負の感情が多少発散されたのか、ほんの少しだけ落ち着いて来た。
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