Excessive love.
「…ごめん」
「もう今日は帰れば? やり残しあるならやっとくけど」
「ごめん、大丈夫」
視界の端で、直樹さんもこちらを気にしているのが分かっていたけれど、どうしてもそちらを向くことができない。こんなにも情けなくて恥ずかしい姿を、彼にだけは見られたくなかった。
私はひたすらパソコンのモニターを凝視した。仕事のこと以外、何も考えられなくなるように、強制的にタスクで埋め尽くそうと指を動かす。
ただ、普通に生活をして、普通に仕事をして、頼ってくれる周囲の期待に応えようと必死に走ってきただけなのに、それが気に入らないと言われ、恨まれてしまう。
私は、そもそも幸せになってはいけない人間だったのだろうか。
恋なんてせず、ただ仕事にだけ打ち込んでいればよかったのだろうか。
ただ過ぎ去っていく日々を淡々と眺めてさえいれば、直樹さんにこんな迷惑をかけることもなかったのかもしれない。
私自身を傷つけたいのなら、私を直接攻撃するよりも、私の大切な人を標的にする。姫野さんのやり方は、手段としては正しかった。
ただ、普通に愛されて、幸せな恋愛をしてみたかっただけ。
そんなささやかな願いさえ、私には許されないことだったらしい。
「もう今日は帰れば? やり残しあるならやっとくけど」
「ごめん、大丈夫」
視界の端で、直樹さんもこちらを気にしているのが分かっていたけれど、どうしてもそちらを向くことができない。こんなにも情けなくて恥ずかしい姿を、彼にだけは見られたくなかった。
私はひたすらパソコンのモニターを凝視した。仕事のこと以外、何も考えられなくなるように、強制的にタスクで埋め尽くそうと指を動かす。
ただ、普通に生活をして、普通に仕事をして、頼ってくれる周囲の期待に応えようと必死に走ってきただけなのに、それが気に入らないと言われ、恨まれてしまう。
私は、そもそも幸せになってはいけない人間だったのだろうか。
恋なんてせず、ただ仕事にだけ打ち込んでいればよかったのだろうか。
ただ過ぎ去っていく日々を淡々と眺めてさえいれば、直樹さんにこんな迷惑をかけることもなかったのかもしれない。
私自身を傷つけたいのなら、私を直接攻撃するよりも、私の大切な人を標的にする。姫野さんのやり方は、手段としては正しかった。
ただ、普通に愛されて、幸せな恋愛をしてみたかっただけ。
そんなささやかな願いさえ、私には許されないことだったらしい。