Excessive love.
残りの業務を無理やり終わらせ、私は会社を出る支度を整えた。デスクの上から必要最低限の物だけを鞄に詰め込んでいると、突然後ろから「…実季」と名前を呼ばれた。
振り返らなくても分かった。直樹さんじゃない。隆太だ。
「…何、こんな時間まで残ってたの?」
「警備員から、営業にも一人残ってるって聞いて、実季だったらと思って会いに来た」
「もう、勘弁してよ。あんたなんかと話す気分じゃないし、それどころじゃない」
「俺の事嫌いなの分かるし、仕方ないと思うけど、それでも話しとかなきゃって思ったんだ。その…、今日あみがしたことを聞いたのと、自分の罪悪感で」
「…罪悪感? ああ、写真の事ね。もう何だって良いわよ。どうせ終わるんだし全部」
「実季…っ…!」
鞄を握り直し、彼の横を通り過ぎようとした瞬間、手首を強く掴まれた。思い切り振り払おうとしても、彼は離してくれない。
「…っ、いい加減にしてよ! これ以上私を不幸にして何がしたいの!?」
「悪かったと思ってる。あみに協力してあんな写真撮ったこと」
隆太のあまりにも遅すぎる謝罪。
今この瞬間に、溜まりに溜まった怒りをすべてぶちまけてやろうと思った。だけどその言葉は出てこなかった。
静まり返ったオフィスに「どういう意味? 今の」と低く、冷え切った声が響き渡ったから。
振り返らなくても分かった。直樹さんじゃない。隆太だ。
「…何、こんな時間まで残ってたの?」
「警備員から、営業にも一人残ってるって聞いて、実季だったらと思って会いに来た」
「もう、勘弁してよ。あんたなんかと話す気分じゃないし、それどころじゃない」
「俺の事嫌いなの分かるし、仕方ないと思うけど、それでも話しとかなきゃって思ったんだ。その…、今日あみがしたことを聞いたのと、自分の罪悪感で」
「…罪悪感? ああ、写真の事ね。もう何だって良いわよ。どうせ終わるんだし全部」
「実季…っ…!」
鞄を握り直し、彼の横を通り過ぎようとした瞬間、手首を強く掴まれた。思い切り振り払おうとしても、彼は離してくれない。
「…っ、いい加減にしてよ! これ以上私を不幸にして何がしたいの!?」
「悪かったと思ってる。あみに協力してあんな写真撮ったこと」
隆太のあまりにも遅すぎる謝罪。
今この瞬間に、溜まりに溜まった怒りをすべてぶちまけてやろうと思った。だけどその言葉は出てこなかった。
静まり返ったオフィスに「どういう意味? 今の」と低く、冷え切った声が響き渡ったから。