Excessive love.
「今までだって、傷付いてなかったわけないだろ…!」
私が言葉を伝えるよりも先に、直樹さんが隆太に向かって叫んでいた。
ずっと傷ついてきた、と本当は叫び出したいほど伝えたかった私の痛みを、直樹さんがその拳と声で、隆太に突きつけてくれている。
苦しかった。浮気をされたのは自分に原因があったんだと言い聞かせ、納得させるしかなかった日々が。
辛かった。私なりに精一杯伝えてきたはずの想いが、隆太には一ミリも届いていなかったという事実が。
あの時、ただ一言ごめんと謝ってほしかった。
なのに隆太は謝罪の代わりに、私を責めるような言葉を投げつけてきた。だから私は、負けないように気の強い女を演じ、必死に自分を保つしかなかった。
「この子を大事にする方法も知らないで、縒りを戻したいって…。そんな資格お前にある訳無いだろ」
「直樹さん」
隆太へ言葉を掛け続ける直樹さんに名前を呼んで、それ以上の言葉を制した。
「…もう、良いんです。終わった事なので」
「終わった事って…」
「それよりも、私達の話し合いがしたいです。もう、隆太の事は過去ですし…、直樹さんとの事はまだこれからの事、考えなくちゃいけないので」
私が真っ直ぐに視線を向けると、直樹さんはそれ以上、隆太に言葉を重ねることはなかった。
私が言葉を伝えるよりも先に、直樹さんが隆太に向かって叫んでいた。
ずっと傷ついてきた、と本当は叫び出したいほど伝えたかった私の痛みを、直樹さんがその拳と声で、隆太に突きつけてくれている。
苦しかった。浮気をされたのは自分に原因があったんだと言い聞かせ、納得させるしかなかった日々が。
辛かった。私なりに精一杯伝えてきたはずの想いが、隆太には一ミリも届いていなかったという事実が。
あの時、ただ一言ごめんと謝ってほしかった。
なのに隆太は謝罪の代わりに、私を責めるような言葉を投げつけてきた。だから私は、負けないように気の強い女を演じ、必死に自分を保つしかなかった。
「この子を大事にする方法も知らないで、縒りを戻したいって…。そんな資格お前にある訳無いだろ」
「直樹さん」
隆太へ言葉を掛け続ける直樹さんに名前を呼んで、それ以上の言葉を制した。
「…もう、良いんです。終わった事なので」
「終わった事って…」
「それよりも、私達の話し合いがしたいです。もう、隆太の事は過去ですし…、直樹さんとの事はまだこれからの事、考えなくちゃいけないので」
私が真っ直ぐに視線を向けると、直樹さんはそれ以上、隆太に言葉を重ねることはなかった。