Excessive love.
「…そもそも、私が仮に隆太を必要としていないとして、貴方は私との関係に蹴りをつける前に誰かと関係を持って良いの?」


私の初めて怒りの感情が出た言葉に隆太は「でも…」と言いながら口を噤んでいた。


「私に不満があったから浮気したのは分かった。だけど、浮気をした人と関係を持ち続ける気は無いし、その話で長く責める気はない。だから、好きにして。お望み通り別れるから。」

「…本当に俺の事好きだった?浮気でもしたら、怒ってもらえて、もしかしたら少しは好きだって思って貰えてたって思えるんじゃないかと思ってた」

「そんな確かめ方しないでよ。何を言われても今更答える気はない。」


そう言って荷物を詰めると一緒に住んだ家を出て行く。

優花に連絡をすると、優花も空いていると返事が来たので、優花の最寄り駅の近くのカフェで待ち合わせる事にした。

思ったより傷付きはしなかった。もしかしたら私も情だけで隆太との関係性を続けていたのかもしれない。

ここで別れたら結婚が出来なくなるかもとか、このまま将来1人なのは嫌だと思っていたから、別れる勇気が無かっただけなのかも。

多少裏切られた悲しいと言う感情はあったけれど、思ったより平気は平気だ。

ただ、今は少しでも考える時間が欲しかった。
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