Excessive love.
 ある週末のことだった。

 今日は私も朝倉さんも特に予定がないらしく、朝食を共にした後、朝倉さんは自室に籠もり、私はリビングの掃除をしていた。

 朝倉さんに家賃を取らない代わりに家事をしてくれと頼まれていて、約束通り共有スペースを整えていたのだが、いくつか確認したいことが出てきた。

 同じ家の中にいるけれど、集中している彼の手を止めるのも気が引けて、メッセージアプリで連絡を入れることにした。


«朝倉さん。

いくつか質問があって、お部屋の掃除はどうなさいますか?もしお部屋の掃除が不要だとしてもゴミを回収したいので、部屋の前に置いて頂きたいです。

それと、洗濯物も回すので何かあれば部屋の前か洗濯籠にお願いします»


 簡潔に送ってから三分ほどしてから、朝倉さんがガチャリと自室のドアを開けて出てきた。


「部屋に居たから話しかけてくれたらよかったのに」

「お邪魔するといけないかと思いまして」

「邪魔なわけない。まず、さすがに自室の掃除は自分でやるかな。何となく恥ずかしいし、ゴミもまとめるよ。それと、洗濯だけは分けた方が良いんじゃないかって思って…」

「一緒に洗うの嫌でした?」

「いや、そうじゃないけど…。ていうか、むしろ君の方が嫌がった方がいいな…」


 何を気にしているのかピンとこず、そのまま朝倉さんに小首を傾げていると、苦笑いしていた。
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