天才魔導師の悪妻~私の夫を虐げておいて戻ってこいとは呆れましてよ?~

「では、信じてもらえるよう努力せねばいけないな」 

「努力? なんのですか?」

「私がどれほどルピナを想っているかわかってもらえるように」

「は? はぃ?」

 私は意味がわからずに、パニック状態だ。

 混乱極まる私の顔を覗き込み、シオン様は妖艶に宣戦布告した。

「覚悟をするんだな、ルピナ」

 甘く、深く色っぽくい声に私はブルリと震えた。

(格好良すぎるでしょう……!!)

 私は顔を覆って天を仰ぎワナワナと震える。

「神よ……! 私の推しは今日も麗しい……!!」

 感嘆する私の耳元に、シオン様が囁いた。

「推しではない。夫だ」

「……!」

「そして、ルピナは私の愛妻だ」

「……!!」

 私は感極まった。
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