天才魔導師の悪妻~私の夫を虐げておいて戻ってこいとは呆れましてよ?~

「ただいま」

「だれ? これ? これがルピナの『シオン様ぁ♡』なの?」

 私の発するオタクの声色をまねして、ケット・シーが冷やかす。

「そうよ、希代の大魔導師様よ」

「すげー! 希代の大魔導師様!」

 ケット・シーがキラキラした目でシオン様を見上げると、彼は照れたように目を逸らす。

「いいすぎだ」

「私は事実しか言いませんが?」

 答えると、シオン様は咳払いをした。

 次々に妖精たちが集まってくる。みんなシオン様に興味津々だ。

 ブラウニーもやってきた。
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